名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科/2022-06
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2022/6/24 (金)
デコボコ歯並びの原因
デコボコの歯並びの事を「叢生(そうせい)」と言います。
その原因には、様々な要素があります。
叢生の原因
- スペース不足
最初に挙げられるのが、歯の並ぶスペースが足りないケースです。
- 歯のサイズが大きい
- アゴが小さい
- 奥歯が前方に移動してきたためにスペースが足りなくなった
- 歯列弓の狭窄
- 歯の萌出順序
乳歯が永久歯と交換する際に、その順序によりスペースが足りなくなるケースです。代表的なものが「八重歯」です。犬歯が最後に萌出してきたため、外側に飛び出てしまったものです。もともと上述のようなスペース不足の要因を持っていることが多いです。 - 習癖
歯並びを悪くするケースで忘れてはいけない要素です。
頬杖は歯列をゆがめ、吸唇癖は歯を押し縮めた分だけ叢生を生む可能性が出てきます。 - 歯周病
特に重度の歯周病は、歯の病的移動を起こし、前歯の前突、デコボコな歯並びを誘引してしまいます。
治療方法
- スペース不足を起こす原因を取り除くには、そのスペースを確保するのに必要な対策を取ります。
- 歯列の拡大、後方移動、IPR(歯を薄くする)、それでも不足する場合には抜歯という選択もあります。
- 習癖を取り除いたり、歯周病に対する治療を進めていくことも挙げられます。
2022/6/17 (金)
矯正の後戻り
矯正治療が終わり、リテーナー(保持装置)を付けているのだが、後戻りを心配されている方が多く見受けられます。
後戻りしやすい部分やケース
矯正治療を終えた後に後戻りに気を付けたい部分があります。
- 根の断面が円形に近い形をしている前歯などで、回転の力を掛けた部分
- 歯の移動を大きく行ったケース
- スペースがギリギリで凸凹を治した部分
- 前歯の咬み込みが比較的浅い反対咬合を治療したケース
- 舌癖、咬唇癖、口呼吸などの習癖が取れてない方
- 出っ歯の治療などで、咬み合わせがエンドオン、1歯対2歯で仕上がっていないケース
- アゴの成長を待ちきれず装置を外したケース
前歯部の保定
- 前歯は根の断面が丸く捻転、傾斜などを起こしやすいため、裏側(舌側)にワイヤーを接着剤で固定した装置を付けることが多くなります。
- 出来るだけ長くつけておいた方が後戻りが少なくて済みます。
- しかし、歯石がたまりやすいため、定期的に歯石除去を受けてください。
2022/6/10 (金)
矯正治療の仕上がり
計画通りの位置まで歯の移動が行われたら、矯正装置が取り除かれ、仕上がりを迎えます。
歯の移動が完了
- 矯正装置を長期間装着して歯の移動が完了しても、その位置に歯が安定しているわけではありません。
- 歯の周りの組織の安定、歯槽骨の新生部の添窩が完了する必要があります。
- さらに咬み合わせの安定は、口の周りの筋肉、顎関節のバランスも関係してきます。
- しばらくは安定化を図る必要があります。
- リテーナー(保持装置)を装着して、後戻りを防止します。
定期健診
- 定期的に咬み合わせをチェックします。
- それには、記録を取り、比較していきます。
- 歯型、口腔内写真、顔貌写真、レントゲンなどのデーターを整えていきます。
- 特に大きく歯の動いた部位、上下の咬合関係、移動が完了いた位置での咬み合わせの安定性などをチェックします。
2022/6/3 (金)
リテーナーの役割
リテーナーは矯正治療後に後戻りを防ぐ装置です。
リテーナーのタイプ
- 良くなった歯並びが後戻りしないようにする装置が「リテーナー」です。
- 保定装置とも呼ばれています。
- 主に下顎前歯などに多く用いられているのが、歯の裏側にワイヤーを接着剤で固定する装置です。デコボコ・捻転などに戻りやすい部位なので取り外しすることなく固定できる装置です。
- 取り外しする装置としては、表がワイヤーになっている装置、見える部分が目立たない装置、マウスピース型の装置などいろいろなタイプがあります。
役割
- 後戻りを防止するのが大きな役割です。
- 歯を移動した直後は、歯の周りの歯周組織が不安定な時期です。
- 歯の周りの骨の添窩が十分行われ、歯周靭帯の配列が整えば、動揺も小さくなり安定してきます。
- さらに歯の周囲の舌、口唇、頬粘膜とのバランスが取れ、咬合の安定が図られれば、歯並びも安定します。
- マウスピース型の装置では若干の移動も期待できますが、基本的にはその位置に定着させるのが役割です。