名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科/2023-05
Top / 名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科 / 2023-05
2023/5/26 (金)
矯正治療に伴う歯周病のリスク
矯正治療と歯周病との関係はどのようなものなのでしょうか。
矯正治療前には歯周病治療
- 歯の移動は、押された側の骨が溶け、引っ張られた側の骨が添窩して成り立っています。
- 歯周病で歯の周りの骨が失われて少なくなってしまった場合、再び歯の周りに骨が出来なければ歯が大きく動揺してしまいます。
- 矯正治療前には、歯周病による歯茎の炎症を取り去り、骨を失うリスクを減らすことが大切です。
矯正治療中には歯磨きを励行
- 矯正器具の周囲にはプラークが溜まりやすく、歯みがきを怠ると歯周病のリスクが高まります。
- 丁寧な歯みがきを行い、プラークを取り除くことが大切です。
治療後にも注意
- 歯がうまく移動したからと言っても、歯磨きをしなかったら歯周病のリスクが高まります。
- 移動後は歯の周りの組織が落ち着くまでしばらくかかるので、特にその間の歯みがきが大事です。
2023/5/19 (金)
矯正治療中の虫歯のリスク
矯正治療中にも虫歯になるリスクがあるので、注意が必要です。
むし歯に注意
- 矯正器具はデコボコして食物が引っ掛かり、歯ブラシも当てにくいため、プラークが溜まりやすくなります。
- 矯正器具の周囲、ブラシが届きにくい部位に虫歯ができやすくなります。
- 食後には指定された磨き方で、丁寧にブラッシングをしましょう。
出来るだけ虫歯予防に
- 食事は頻回にだらだらしない。
- 食後はすぐにブラッシングをする。
- 特にブラケット周囲、バンド周囲は丁寧にブラッシングをする。
- スポーツドリンクなどの酸性の強い飲料や食事は取り方に注意をする。
- 定期健診時に心配な箇所は相談をする。
2023/5/12 (金)
矯正と歯根吸収
歯根吸収は、矯正歯科治療のリスクの一つに挙げられます。
歯根吸収とは
- 歯の根が吸収されてしまうことです。
- 軽度であれば、症状を感じることはほとんどありません。
- しかし、根の長さが短くなるのがはっきりわかるような重度な場合には、歯が動揺してきます。
- 歯周病に罹患したような場合には、抜けてしまうリスクが高くなります。
どのような時に起こりやすくなるのか
- 矯正力が強すぎる時
許容範囲を超えるような矯正力は悪影響を与えます。 - 歯が移動したり、元に戻ったりを繰り返すような動き
無駄な動きが多いと歯根にダメージが加わります。 - 無理な方向に矯正力を加えない
例えば、硬い上アゴの裏側の骨(口蓋骨)などに無理な矯正力を掛けないようにします。
歯根吸収を最小限にするには
- 無理な矯正治療の計画を立てないようにします。
- 計画された通り通院して、無駄な歯の動きを少なくします。
2023/5/5 (金)
矯正治療をやり始めたら歯が痛い
矯正器具をつけて治療を始めると、最初歯が痛むことがあります。
痛む原因
歯の移動による痛み
- 歯を移動は、押される側(圧迫側)の骨が溶けて、引っ張られる側(牽引側)の骨添窩が生じることにより起こります。
- 歯を移動することにより、歯を支えている骨に炎症反応(プロスタグランディンの放出)が起き痛みが生じます。
- 特に力が加わる初期に痛みが強く、2~3日程度継続します。
- ものを噛むときに、硬いものが噛めないといった症状が多く見られます。
矯正装置による痛み
- 矯正装置が口の中の粘膜に当たり生じる痛みです。
- 矯正装置は歯面より突出していたるため、話をしたり食事をするたびに口の中の粘膜や舌に当たり、傷ついて痛みが生じます。
対処
- ものを噛むとき、最初は柔らかめで食べやすく、装置に引っ掛からないものを召し上がってください。
- 痛みが強ければ、痛み止めの服用をして下さい。
- 粘膜の傷は、出来るだけ清潔に保ちます。
- しばらくすると慣れて傷がつかなくなることが多いのですが、装置に付ける保護材などもあるのでご相談して下さい。
2023/5/3 (水)
歯の移動に影響を与えるもの
矯正治療をする際、歯の移動に影響を与えるものに考慮して計画を立てる必要があります。
歯の移動に影響を与えるもの
- 骨
歯槽骨と言われる歯を支える骨は、歯が移動する際に吸収と添窩を繰り返します。根の周りに健全な歯槽骨が存在することが大事です。骨の量や質も影響を与えます。 - 歯根の形状
根の数が多く根が太くて移動する方向に抵抗を与えるような場合、歯の移動移動が大変です。 - 歯根膜線維
歯を取り巻く線維は歯の回転などをする際ね元に戻そうとするような力がかかります。 - 口唇、舌、頬粘膜
歯は口唇、舌、頬粘膜などのバランスの取れた位置に存在します。
習癖(口唇を咬む癖、舌癖、ほっぺたを吸う癖)などがある場合、その力で歯が移動してしまいます。
歯の移動計画
- 矯正治療の計画は、歯並びの状態だけでなく、上記のような要素も考慮した上で行います。
- 同じような歯並びでも、人によって口腔を取り巻く要素が変われば、同じ結果が得られるとは限りません。
- 移動し始めてからわかることもあります。
- そのような場合には再計画が必要にこともあります。