名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科/2022-11
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2022/11/25 (金)
矯正治療時に撮影する写真
矯正治療時には、口腔内写真や顔貌の写真などを撮影します。
活用の仕方
矯正治療時には、写真撮影をよくします。
- 記録保持
現在の状態、過去未来の状態を比較します。 - 咬み合わせの確認
写真で歯の接触状態を見るとどの部位で当たり、どの部位で接していないかの確認をじっくり検討できます。 - 治療方針の決定
どのように治療していくか、途中で治療方針を変更していく必要があるかなどを検討します。 - 治療後の確認
治療のゴールが適切か、その後の後戻りがないかの確認。 - 顔貌写真で前歯の見え方、プロフィールなどをチェック
口唇からどのくらい前歯が見えるかを見て矯正治療に役立てます。
プロフィールのチェックやその変化についても観察します。
どのような写真を撮影するのか
- 口腔内写真
正面、右側方、左側方、上顎咬合面観、下顎咬合面観、咬合時の前歯のプロフィール、少し口を開いたところのチェックなどです。 - 顔貌写真
プロフィール、正面、スマイル(微笑)、スマイル(大笑い)などです。
2022/11/18 (金)
反対咬合のプロフィール
反対咬合は、通常上の歯が下の歯を覆っているのですが、これが逆になっており下の歯が前方に出ている咬み合わせです。
プロフィールの評価
- プロフィーは、顔貌を横から眺めた時の状態です。
- Eライン(エステティック ライン)というもので評価します。
- Eラインは、顔を横から見たとき、鼻の頭と下アゴの先端を結んだ線です。
- このラインに上唇と下唇が接していると日本人にとっては審美的に良いとされます。(海外では唇がライン内に入っているのが良い)
反対咬合の場合
- Eラインより内側にある、あるいは下唇がラインに引っ掛かることが多いです。
- 上唇はライン内にあります。
- 骨格的に下アゴが出ているような場合、その状況により程度は変化します。
- 鼻の高さによってもラインの位置は変化します。
2022/11/11 (金)
審美的に悪いクロスバイト
先週に引き続き今週もクロスバイトについて取り上げます。
先週説明の通り、クロスバイトは、上下の咬み合わせが一部反対(通常上の歯が下の歯を覆うのですが、下の歯が外側に出ている状態です)になっている咬み合わせのことです。
審美的に悪い理由
- 前歯だと、クロスバイトの側と正常な咬み合わせの側が左右非対称になります。これは審美的な立場からは違和感が出ます。
- 奥歯だと顔が歪んで見えます。
- クロスバイトの側では噛み合わせがロックされて、無理にアゴを動かすと歯が摩耗してしまいます。
- そのため前歯だとクロスバイトの部分の歯が短くなってしまいます。
- クロスバイトの歯に押されて、隣の歯が傾いてくる場合もあります。
治療はいつ?
- 歯が摩耗してしまうと、矯正治療だけでは解決できなくなります。
- アゴの関節にも負担がかかり顎関節症のリスクにもつながります。
- 出来るだけ早い時期にクロスバイトを解消したほうが良いでしょう。
2022/11/4 (金)
クロスバイトの矯正治療は早期にする
クロスバイトとは、通常上の歯が下の歯を覆っているのですが、これが反対になり、歯列のどこかで下の歯が外側に出て上の歯が内側になっている咬み合わせのことです。
どうして咬み合わせが逆の関係になっていのか
- 骨格的な問題
骨格的に下のアゴが大きい場合です。 - スペース不足
歯の並ぶスペースが足りず、下の歯が前方に押し出されている。 - 習癖
舌癖、咬み癖などで下の歯が押し出されている。
クロスバイトを放置するな
- クロスバイトがあるとアゴを思う位置で咬合できないため、顎関節などに負担がかかり、顎関節症の原因につながります。
- アゴの可動が制限されるため、アゴの成長に悪影響を及ぼします。
- 咀嚼効率もアゴの動きが制限される分悪くなります。
- クロスバイトのみられる部分ではハブラシが届きにくいため、歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。
治療
- ワイヤー矯正、マウスピース矯正などが行われます。
- 状態によっては様々な歯の動きが必要になるため、難易度が上がります。
- 歯列拡大、スペースの確保、歯の傾斜度の調整など綿密な計画を立てて治療していきます。