calendar 名古屋インプラント歯科Blog | 最新の歯周病治療 矯正歯科/2020.06
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2020/6/26 (金)
前歯の歯の重なり
前歯の歯が重なっている場合、審美的に悪く感じることが多いです。
前時代的な発想
- 以前は八重歯はかわいいとか、チャームポイントになるとか言われた時代があります。
- 現在は、すっきりとした歯並びが好まれるようになりました。
- 確かに虫歯や歯周病に対してよい影響はありません。
- ハミガキもやりづらいし、場合によっては食べかすが溜まりやすい。
- 重なりのない歯並びがよいと思われます。
どの歯が重なるか
一番手前の歯(中切歯)と2番目(側切歯)が重なる場合
側切歯は内方に入ることが多い。
犬歯が重なる
犬歯は最後に萌出することが多いため、アゴが小さいと並ぶスペースがなくなり、外に押し出されることが多い。
治療方法
スペースがない場合、アゴの拡大、後方移動などでスペースが確保できるかを検討します。
もし、かなりのスペースが足りない場合には、抜歯ケースも考えられます。
2020/6/19 (金)
上の前歯の傾き
上の前歯は、見た目が一番気になるところです。
上の前歯の回転
- 歯が回転して、中には、直角近くになり、ほとんど横向きになっている場合もあります。
- 多くのケースで、歯の並ぶスペースがない場合が見られます。
奥歯から前の方に寄ってきて、前歯で歯スペースが足りなくなっています。 - 歯列がV字状になり、スペース不足が生じていることもあります。
- 前歯の治療だけでは解決できないことがほとんどです。
上の前歯の前方傾斜
- いわゆる「出っ歯」のケースです。
- 指しゃぶり、吸唇癖などの悪習癖が原因のこともあります。
- 前述のスペース不足に由来することもあります。
- アゴに問題があることもあります。
前歯の傾きの治療
- 歯列全体を拡大、奥歯を後方移動するなどの治療方針を立案します。
- いずれも診断が大事で、事前に問題点をよく洗い出し、カウンセリングをしてから治療方針を立てます。
2020/6/12 (金)
歯列の形
歯列の形が悪いと歯並びも乱れます。
ガタガタの歯並びの歯列の傾向
- 一般にV字状歯列だと歯が並びきらないことが多く、ガタガタ(叢生)や出っ歯になる傾向があります。
- 鞍状の歯列では、小臼歯が舌側に倒れていることが多くみられます。
- この歯列をU字状に矯正歯科治療することでスペースができ、歯並びを整えます。
U字状歯列にするには
- 側方拡大をします。
- それでも足りなければ、後方あるいは前方拡大をします。
- アゴの骨の形や大きさがあり、側方拡大には限度が生じるので、可能な範囲で行います。
- 但し、下顎の犬歯間は拡大範囲が限定されます。
2020/6/5 (金)
奥歯の咬み合わせの安定
咬み合わせは、しっかりしかみ合って安定する位置があります。
どのような咬み合わせが安定しているか
歯のとがった(咬頭)部分がくぼんでいる(窩)部分に咬み合うことが、安定した咬み合わせの基本です。
もし、咬頭と咬頭が合わされば、くぼみの部分までスライドして滑り込んでいくでしょう。
窩の部分には溝があり、咬頭で砕かれた食物はそれに沿って流れを作ります。
奥歯には複数個の咬頭と窩があり、上下で咬み合います。
不安定な出っ歯の咬み合わせ
出っ歯(上顎前突)のうち、不安定になる咬み合わせを持つ場合があります。
それは、奥歯から咬頭が前方にズレて、咬頭と咬頭がぶつかっている場合です。
その逆で、反対咬合の場合もあり得ます。
奥歯の後方移動が可能であれば、安定した咬み合わせを獲得できます。